先日7月31日に愛知県立みあい特別支援学校で、ワークショップがあり、当社もコバリテを抱えて教材展示に押しかけました。
このワークショップは、おもに愛知県内の知的障害の生徒児童を担当する特別支援学校の先生向けで、みあい特別支援学校での取り組みを共有するものです。今回の招待講演のパートでは香川大学の坂井教授がお話になり、このパートのみ保護者の聴講もできます。また、自閉症支援グッズ提供者の協力による展示もあり、とても充実した内容になっています。愛知県以外から参加される先生も多く、今回は約250人が参加されました。
グッズ展示の取りまとめは、ラーゴム・ジャパンです。
プログラムに当社のことは記載されていないのに、私がコバリテの展示に自ら出向いたのには理由がありました。みあいの先生方からは「来ていただけるのですか。大歓迎です。」と言われましたが、ほぼ押しかけ状態です ^-^;
みあい特別支援学校といえば、知的障害児に対するタブレット端末での支援が有名です。全国的にも有名です。でも私は、「導入初期はいいかもしれないが、ICTによる支援がうまいこと長続きするはずはないだろう。実情はどうなっているんだろう?」とずっと気になっていました。2ヶ月ほど前にラーゴム・ジャパンの藤井社長からこのワークショップのことを聞いていたので、びっくり企画的に押しかけることにしました。
ラーゴム・ジャパンの藤井社長が取りまとめた今回の展示では、
ラーゴム・ジャパン
ぽっしぇ
アドプラス
おめめどう
トビラコ
古林療育技術研究所
が協力しました。社長さんや店主さんは遠方のため本人参加が難しいため、展示グッズの提供という参加方法です。そしてワークショプの参加者は自閉症支援のいろんなグッズを手にとって見ることができる、という内容です。
もしも、
バード
ピラミッド教育コンサルタント
の提供するグッズ展示があれば、国内の自閉症支援グッズがほぼ勢揃いしていたでしょう。
全国規模の集会でも、ここまで支援グッズが揃うことは稀です。
さて、みあいのことに話に戻しましょう。みあいは自閉症児へのICT支援が有名です。
iPadが200台ぐらいあり、充電ラックも揃っています。
私は当日、みあい特別支援学校の先生に案内してもらって教室内を見学したり、ワークショップの内容も一部聴講させてもらいました。そしてICT支援が進んでいる謎が解けました。
実際に学校に行ってその謎は簡単に解けました。もし自分の目で見なかったら、謎は永久に謎のままっだったと思います。
その答えは、
- ICTではないアナログ部分での支援レベルが高い(充実している)。そのため、先生方は児童生徒の支援に手こずっていない。
- ICTは、アナログに対してプラスアルファーの支援になっている。そのため、一歩先の支援が楽にでき、効果も高い。
でした。そして、全国に目立っていたのは、ICT支援の部分。
逆に考えると、ICTがうまくいかないと嘆いている学校は、アナログの支援に手こずっているので、その部分をICT導入で改善したいと考えている、と思われます。
横浜からはるばる出かけた甲斐があった充実した内容でした。みやい特別支援学校の先生方、とてもありがとうございました。